VERSANTスコアの目安を徹底解説!レベル別の勉強法やコツも大公開!

らーにゃ

今回はVERSANTの読み解き方と活用法について解説していきます。

「VERSANTって何点とればいいの?」

英会話を独学する人にはめちゃくちゃ使えるVERSANTですが、比較的新しい英語試験でネット上での情報が非常に少ないです。

特に、スコアを何点とればいいのか、目安の数値がわかりづらく

「テストを受けても解釈できず使いづらい…。。」

と感じる人もいるのではないでしょうか?

そこで!今回はVERSANTスコアの目安を詳しく解説し、各スコア帯で求められる力やおすすめの勉強法までご紹介します!

元々、学校向けのテストサービスの開発とテスト活用の講演会を年間100回以上やっていたので、その時の知見も踏まえて解説します!

英会話の独学を考えている人やスピーキングの効果を測りたい方は、ぜひ参考にしてください!٩( ‘ω’ )و

VERSANTとは?

まず「VERSANT」とは何か。

これは世界最大手の教育会社Peasonが展開する英語のスピーキング力テストで、日本では日本経済新聞が提携しています。

英会話の学習者やビジネスパーソンの間で、客観的に英語力を測るテストとして活用が広がっており大きく3種類があります。

VERSANTのテストの種類は3つ
  • スピーキングテスト
  • ライティングテスト
  • プレイスメントテスト(4技能)

特にVERSANTはスピーキングテストの受験者が最も多く、VERSANT=スピーキングとも捉えられがちなので今回はここに絞って解説します!

VERSANT スピーキングテストの概要

では「VERSANTの中身」とは。

VERSANTスピーキングテストは、AIと音声認識技術を用いてリスニング力とスピーキング力の両方を評価します。

受験者はスマートフォンやPCから受験でき、試験時間は約17分。

出題形式はリピートや質問応答、文章の組み立てなど、実際の会話に近い内容で構成されており「聞いて即座に話す力」が問われます。

英語での実践的なコミュニケーション力を数値化できるため、企業の採用や研修にも導入されています。

日経ビジネスVERSANT紹介ページより

もちろん法人だけでなく個人でも自由に受けられるので誰でも気軽に受けられます。

らーにゃ

外資も内資も大手が採用し始めており、英語のコーチングスクールも採用が目立ちますね。

VERSANTスピーキングテストの構成

次に「VERSANTの問題構成」についてです。

VERSANTスピーキングテストは全63問で構成され、以下の6つのセクションから成り立っています。

VERSANTテストの構成
  • Part A 音読(8問)
  • Part B 復唱(16問)
  • Part C 質問(24問)
  • Part D 文の構築(10問)
  • Part E ストーリーテリング(3問)
  • Part F 自由回答(2問)

全体を通じて、文章構文・語彙・発音・流暢さといった要素が総合的にスコア化されます。

VERSANTスコア目安|CEFR基準

ではこの「テスト結果をどう解釈」すればいいか。

VERSANTを受験するとこのような帳票が返ってきます。

なお、VERSANTスコアは20点〜80点で採点され、文章構文・語彙・発音・流暢さの4項目の平均点が総合スコアになります。

ちなみに、20点以下の場合は測定不能(not scored)となり、4項目の配点比重は以下の通りです。

4項目の配点比重
  • 文章構文 : 30%
  • 語彙 : 20%
  • 流暢さ: 30%
  • 発音: 20% 

なお、VERSANTは国際的な英語力指標「CEFR(セファール)」に基づいて評価されており、客観的なレベル判断が可能です。

ここではスコア帯ごとの特徴と目安をわかりやすく紹介します。

VERSANTとCEFRの関係性

次に「VERSANTとCEFRの意味合い」についてです。

VERSANTの結果には「GSE」「VERSANT」の2つのスコアがありますが、まずは「VERSANT」を確認しましょう。

出典:Versant公式HPより

この表に出ている、CEFRのレベルとシーン別にできることを見て、自分の現状のレベルや目標のレベルを設計できます。

また1つの目標の目安としてビジネスに必要なスコアが47点以上であるとされています。

GSEとは

「GSEスコアとはなんじゃい」

と思う人もいるかと思いますが、これはピアソン社が作っている英語の共通指標のようです。

最近は割とこっちの指標を推していますが、VERSANT受験者はあまり深く考えずにVERSANTスコアを見ておけば良いです。

CEFRとは

CEFRとは、欧州評議会(Council of Europe)によって2001年に発表された、語学の運用力を同一基準で測ることができる国際基準です。

CEFRでは6つのレベル(A1、A2、B1、B2、C1、C2)で評価され、具体的なレベル感としては下記の通り。

CEFRのざっくりレベル感
  • A1レベルの目安
    • 海外旅行で単語で返すことはできる
    • 時間をかければ英文の理解ができる
  • A2レベルの目安
    • コミュニケーションはとれる状態
    • ガイドブックで海外旅行を楽しめる
  • B1レベルの目安
    • 海外の友達と日常会話を楽しめる
    • 飲食店などで働く最低限の力がある
  • B2レベルの目安
    • 英語で難なくスムーズに会話できる
    • 英語を使って海外で問題なく働ける
  • C1レベルの目安
    • 海外の大学・大学院に進学ができる
    • ビジネス英会話や会議/議論ができる
  • C2レベルの目安
    • 英語での交渉等、最前線で働ける
    • ネイティブレベルで英会話ができる

まずは、上記のレベル感を踏まえてざっくりと今のレベルかを考え、目標の目安値を決めましょう。

他の資格・検定とのスコアの相関

VERSANTスコアとCEFRの指標を通じた対照表があり、他の資格と比較することができます。

出典:VersantHPより

これだとピンときづらいので、日本で受験者の多い、英検・TOEIC(LR)・TOEFLでまとめると下記のようになります。

VERSANTと英語資格協会のデータを元に独自作成

ただ、正直、この相関表に関しては、だいぶ違和感のある値です。

このスコアの違和感に関しては後述しますが、VERSANTのスコアは他の試験と比べてだいぶ低くでます。

そのため、所有している英検やTOEICのスコアを元に、VERSANTスコアを期待すると、絶望するので、低く出る程度に押さえるで良いです。

各レベル帯ごとのスコアの説明を下記にまとめます。

20〜35点|日常会話レベル

このスコア帯はCEFRでいうと<A1〜A1レベルに相当します。

まず、VERSANT公式サイトによると、VERSANT20〜35点の英語力の目安は下記のとおり

スコア目安
20~25 (<A1 観光レベル)A1で定義されるよりも下位レベルである。限られているが定型表現を使うことはできる。
26~35  (A1 入門レベル)個人的なことやよく知られたテーマについて簡単に述べることができる。

簡単な自己紹介や日常的なやりとりは可能ですが、語彙や表現が限られており、複雑な質問には対応が難しい状態です。

聞き取れる内容も基本的な文に限られるため、会話のテンポが速くなると理解が追いつかないこともあります。

旅行英会話や定型表現中心のやり取りであれば最低限のコミュニケーションはとれるものの、自然なキャッチボールは難しい段階です。

らーにゃ

VERSANTを受けた当初、「当然36(A1ライン)は超えるだろう」と思ってうけたら絶望スコアがでました。

36〜46点|初中級者レベル

このレベルではCEFRのA2〜B1レベルに該当し、基本的な会話はある程度こなせるようになります。

VERSANT公式サイトによると、VERSANT36〜46点の英語力の目安は下記のとおり

スコア目安
36~40 (A2初級者レベル)日常的な話題や個人的に興味のある分野について簡単単語やフレーズを使って短い文章を話せる。
41~46 (A2+準中級レベル)日常的な話題についての簡単な会話に参加し、主要な情報を理解して知らない言葉の推測ができる。

たとえば、買い物や道案内、仕事に関する簡単な話題などであれば受け答えが可能です。

ただし、複雑な文の構築や抽象的な話題になると表現力が不足しがちです。

自分の意見を伝える際に言葉が詰まったり、伝え方に工夫が必要になる場面も多くなります。

らーにゃ

実際41を超えたあたりで、海外でアルバイトの対応ができるようになったのでワーホリの人はまずはここが目安です!

47〜57点|ビジネス英語・海外赴任可能レベル

このスコアはCEFRでいうとB1レベルにあたり、英語での仕事や海外出張にも対応できる実力があると判断されます。

VERSANT公式サイトによると、VERSANT47〜57点の英語力の目安は下記のとおり

スコア目安
47~52 (B1中級者レベル)日常的な話題について話し合い、長い文章で基本的な理由や意見を述べることができる。
53~57 (B1+準中上級レベル)身近な話題から知らない話題まで会話をリードし、維持でき、発展させられる。

自分の意見や考えをある程度スムーズに説明でき、会議や交渉にも参加できるレベルです。

話し相手の質問に即座に反応し、自分の意図を明確に伝える力がついてきます。

細かなニュアンスを伝えるにはもう少し練習が必要ですが、実務で使える英語力の基礎が備わっているといえます。

らーにゃ

海外でビジネスをする目安となる最初のスコア47と発表されているので、目標の目安となります。

58〜68点|ネイティブと議論できるレベル

このスコア帯はCEFRのB2レベルに相当し、英語で高度な議論やプレゼンができる力を示しています。

VERSANT公式サイトによると、VERSANT58〜68点の英語力の目安は下記のとおり

スコア目安
58~62 (B2中上級者レベル)具体的であれ抽象的であれ、広範囲な話題について詳細な情報と説明を加えて話せる。
63~68 (B2+準上級者レベル)具体的であれ抽象的であれ、アイデアや意見を述べ、複雑な論旨を提示したり答えることができる。

たとえば、会議での意見交換、ビジネス提案、抽象的なテーマについてのディスカッションなどにも対応可能です。

語彙の幅が広く、文法的にも安定しており、相手の話を正確に理解した上で適切な受け答えができます

スムーズなやりとりに加え、感情や意見を自然な英語で伝えることができる段階です。

らーにゃ

ここはワタシはまだ到達できていない領域ですが、留学生の妻はこのレベルです。

ママ留学生こっこ

このスコアあれば海外大での授業や議論くらいなら問題なくついていくことができるよ

69〜80点|複雑な交渉ができるレベル

このスコア帯はCEFRのC1〜C2に相当し、英語で高度な議論やプレゼンができる力を示しています。

VERSANT公式サイトによると、VERSANT69〜80点の英語力の目安は下記のとおり

スコア目安
69~78 (C1上級者レベル)個人的、専門的、学問的な幅広い話題について流暢に話すことができる。
78~80 (C2 熟練者レベル)ほとんどの状況や複雑なトピックについて、自発的に、流暢かつ正確に話すことができる。

この最上位スコアはCEFRのC1〜C2レベルに該当し、ネイティブスピーカーに極めて近い英語運用能力があるとされています。

複雑なビジネス交渉、学術的な議論、プレッシャーのかかる場面での即時対応も可能です。

細かな語感や文脈の違いを理解し、文化的背景を踏まえた発言もできるため、国際的な現場でも高い信頼を得ることができます。

ママ留学生こっこ

ここはワタシも未知の領域だけど、話して英語ペラペラと言われる人はこの状態だね。

VERSANTスコア目安|受験して分かったコト

次に「テストを受けてのリアルな所感」についてです。

実際にVERSANTを受けて感じた印象についてもまとめます。

「公式スコアの目安や相関表の値がなんだか釈然としない…」

と感じる人は参考にしてみてください!

VERSANT×TOEICのスコア比較 (ワタシの場合)

まず「TOEICとの相関」です。

ワタシはVERSANTを最初に受験した時、TOEIC 480点だったのですが VERSANTのスコアは「35点」でした。

前述の相関表で考えればA2+のレベルで43前後になるはずですが、大きく下回りました。

さらに、何かの間違いだと思い、翌月に再度VERSANTを受けるも、まさかの「33点」とスコアダウンして絶望します。

事実としてワタシのスコアはVERSANTがかなり低くでました。

なぜこんなに差が出たのか。

そもそも、TOEICとVERSANTは見ている能力が違います。

TOEICとVERSANTの見る観点
  • TOEIC :リスニング+リーディング
  • VERSANT:スピーキングのみ 

そのため、CEFRやVERSANTがおかしいという訳ではなく、観点が違うのに無理やり同じ基準で見ようとするのに無理があります。

ワタシは今までスピーキングの対策は全くしていなかったのでこのような乖離がでたのかなと考えます。

とはいえ、ずいぶんと差がでたなというのが素直な感想です。

VERSANT×TOEFLのスコア比較 (ツマの場合)

次に「TOEFL(ibt)との比較」です。

TOEFL iBTで102を取った妻は、VERSANTで「60点」というスコアを出しました。

これも、前述の相関表で見れば、70点前後のスコアがとれておかしくないのですが、これまた10点の差異がでました。

なぜ妻も差がついたのか

TOEFLとVERSANTでも見ている能力が違います。

TOEICとVERSANTの見る観点
  • TOEFL :4技能全て
  • VERSANT:スピーキングのみ 

また、TOEFLではアカデミックな英語の運用する力を求められますが、VERSANTは即時のスピーキング反応力に重きが置かれています。

妻も、内容自体は簡単でも即答のスピードに対応するのが全く違う英語スキルが求められており難しかったと話していました。

そのため、VERSANTは「瞬発力」「即時応答力」に対する訓練が必要であると感じたようです。

VERSANT受験者データから分かること

続いて「VERSANTの正しい捉え方」についてです。

VERSANTはワタシとツマの例のように、日本人が受けると低くでることが多いと思います。

(これは日本の英語教育ではスピーキングはあまり重視していない点にも影響すると感じています)

では、日本人の人がうけた実際のデータは何を参考にすると良いか。

結論としては、日経新聞がスコア分析レポートが出しているため、このデータから考えるのがおすすめ。

レポート内のデータを見ると、TOEICのスコアからVERSANTの日本人受験者のリアルな相関値が見えてきます。

VERSANTとTOEICの相関・分布表

TOEICとVERSANTを受けた人のスコアは具体的にどんな相関になっているか。

結論としては下記のようなスコアです。

出典:VERSANTスコア分析レポートより抜粋

考察では900点以上に注目されていますが、個人的に注目した点は下記の3点です。

この分布から見えること
  • TOEIC700未満は26~46の範囲内
  • TOEIC700~900は36~53が多い
  • TOEIC800前後の受験者が多い

まず、TOEICで700近くとってもほとんどA2レベルであるという点がかなりリアルでCEFRの相関表と大きな乖離があります。

また、TOEIC900近くとってもB2以上はほとんどいないという点も注目ポイントです。

(C1目安の925以上のスコアを見てもVERSANTC1はたったの2人しかいない…。。)

さらに、そもそもVERSANTを受けている人のTOEICレベルが高いという点を踏まえると、

日本人平均としてでている38点も平均として解釈するのも怪しいです。

(前提としてVERSANTを受験している人の母集団が英語力がある程度ある人が多いと考えられるため)

スコアレポートのTOEIC受験者の層

ちなみに、VERSANTスコア分析レポートのデータを目視でカウントした結果、受験者のTOEICのスコア別の集計は下記のようになりました。

スコア分析レポートより算出して独自に作成

数えミスなどは多少あると思いますが、いかに英語上位者だけが受験しているかがわかると思います。

そのため、VERSANTのスコアはそもそも低く出る前提、日本人の平均スコアも高めだとざっくり捉えるのが良いです。

らーにゃ

頑張って受けたのに、めちゃくちゃスコアが低いと自己嫌悪になってモチベが下がったら本末転倒です。

VERSANTスコア別のスピーキング勉強法

最後に「VERSANTの勉強法」についてです。

VERSANTの正しい解釈ができたら、自分のレベルに応じたスピーキングの勉強法を考えていきましょう!

自分自身、英語コーチングを通じて分かったのですが、英会話の初心者は下記の3点を実践するのがポイントです。

独学の押さえドコ
  1. 使えるフレーズを増やす
  2. 意味取りができるようになる
  3. リアル英会話の場慣れする

実際これで、VERSANTスコアが底辺だった33点から49点までスコアを約150%伸ばせました!

また、英語の中上級レベルの妻にも話を聞いて、下記にスコア別の勉強法をまとめてみました!

スピーキング力向上に向けて、ぜひ参考にしてみてください!

VERSANTスコア別勉強法:20~35点

「英会話をはじめたはいいけど全然話せない!」

という状態の人はまずはここからやりましょう!

このレベルでおすすめの勉強法
  1. 自己表現フレーズのインプット
  2. 発音・連結語のリスニング
  3. 話さざるを得ない環境づくり 

まずは名前・出身地・職業・趣味など、自己紹介の鉄板ネタや会話で再頻出のフレーズパターンをまずは語れるようになりましょう。

具体的には英会話の英会話の参考書やアプリを使ってまずは使えるフレーズをインプットし、同時に発音・連結後に耳を鳴らす基礎トレを地道に行います。

この段階では、文法の正確さよりも、「伝える勇気」と「使える表現のストック」がもてるかどうかが大切。

この点、コミュニケーションストラテジーという考え方を実践できるとすぐに自己表現ができるようになります。

また、最初は全く英会話ができずモチベーションを保ちづらいので、語学学校やコーチングなどを利用して強制力をかけましょう

らーにゃ

最初が一番ストレスがかかるのと、一番伸び代があるタイミングなのでプロの力を借りるならこのタイミングが一番です。

VERSANTスコア別勉強法:36~46点

「英会話への抵抗はなくなってきたかも…!」

と感じた人は独学する内容を下記のようににレベルアップしていきましょう!

このレベルでおすすめの勉強法
  1. 相手への問いや返答フレーズを強化
  2. 短い短文・会話のオーバーラッピング
  3. オンライン英会話で毎日アウトプット 

英会話に少し慣れてきたら、問いのストックを充実化させて相手に話してもらう流れを作っていきましょう。

また、リスニングドラマ学習やYoutubeチャンネルなどを使ってオーバーラッピング(音声に乗せて真似る)に重点を置き、耳と口を鍛えていきます。

英会話の参考書やアプリなどで会話表現を仕入れてオンライン英会話やでアウトプットする回路を作りましょう。

ちなみに、「シャドーイングが大事」と言われますが、個人的にシャドーイングは初心者にはコツが掴みづらいと感じるのでこの段階は無視して良いです。

むしろ、それっぽく話している感覚をもつ方が大事なので、この段階ではSTEP1の連結音を意識して被せてマネる方が効果的でした。

ちなみに、連結音を聞き取るようになるには、ディクテーションもおすすめで、この点ではスタディサプリなどが使いやすいです。

らーにゃ

とにかくリスニング教材で耳を鳴らしつつ、実践では相手にしゃべらすことを意識するのがこの段階では大事です!

VERSANTスコア別勉強法:47~57点

「英会話を楽しめるようになってきた…!」

と感じ始めた人は勉強の内容をさらにレベルアップさせましょう!

このレベルでおすすめの勉強法
  1. 英語日記で毎日ネタを自作する
  2. シャドーイング/スラッシュリーディング
  3. 実践/振り返りのループを作る 

ここまできたら、自分なりのフレーズやトークを多く作り鉄板トーク集を作っていきましょう。

具体的には、オンライン英会話などで、テーマを絞って繰り返し行い、自分の趣味領域を語りまくれるようになりましょう!

また、ここまでくると、ドラマ学習6割くらいは初見で理解できるようになるのでだんだんとシャドーイングなども取り入れていきましょう。

また、会話のスクリプトも見れる教材を使って、スラッシュリーディングするのも効果的です。

スラッシュリーディングでの意味取りの練習はSakura Englishを使うとイメージが湧きやすいです。

なお、オンライン英会話では自分が話した内容は必ず振り返り、つまづいた箇所を確認して次、言えるように英会話のストックを増やしましょう。

らーにゃ

自然な英会話の言い回しはChatGPTなどに聞くと色々な言い回しを教えてくれますよ。

VERSANTスコア別勉強法:58点~

「英会話のスキルをより実践的にしたい…!」

と感じたらこの後のステップとして「リアルの実践の場」を増やしていきましょう!

具体的には下記のような、海外の人とリアルタイムでやりとりする経験を増やしまくるのがおすすめです。

このレベルでおすすめの勉強法
  • 英会話ミートアップやイベントに参加
  • 外国人友達を作り1to1のお茶をする
  • 英語でバイト・ボランティアをする

ポイントは、仲の良いリアル友達を作ってしゃべること。

ここまできたら英語へのモチベーションも高く、学習効率も高いので無料サービスの組み合わせでも問題なく英語力が積み上がります。

海外にいるならば海外での友達、日本にいる場合でも英語カフェやTandemなどのマッチングサービスなどを利用するなどもおすすめです!

ママ留学生こっこ

リアルの友達ができるとそれだけでモチベーションもあがるよね

VERSANTスコアを活用するコツ

最後に「VERSANT活用のコツ」についてです。

VERSANTを効果的に活用するには、単に受験するだけでなく、継続的な学習と工夫が欠かせません。

ここではスコア向上につながる実践的な学習法をご紹介します。

コツ①:スピーキングを4観点で定点観測をする

コツの1つ目は「定点観測をする」です。

VERSANTは1回受けて終わりにするのではなく、定期的に受けて経過を観察するのが効果的です。

同じテストを複数回うけることで自分の成長や課題を明確にすることができます。

実際、ワタシも複数回VERSANTを受験して伸びを実感することができました。

特にワタシの場合、底上げされたのは「流暢さ」です。

これはネイティブキャンプなどで、「とっさに話すこと」「それっぽく話すこと」を意識したことの成果かと思います。

また、もともと一番高かった「文章構成」は一番、変化が少ないですが、ここは特に普段から意識して練習していないからだと思います。

このようにVERSANTで定点観測をすることで、英会話のペースメーカーとして独学を効率よく進めることができます。

コツ②:プラクティスも交えて考える

コツの2つ目は「プラクティスの活用」です。

VERSANTには「本番テスト」だけでなく、「プラクティステスト(練習版)」もあります。

本番の前に何度かプラクティスを取り入れることで、テスト形式に慣れ、緊張を和らげることができます。

また、プラクティスの結果をもとに、自分がどのセクションに弱いかを把握し、それに応じた対策を立てることも可能です。

ちなみに、何度もプラクティスを受けましたが、一度やった問題でも高いスコアがでるかというと全然でません(笑)

独学のペースメーカーにするのであれば、手軽なプラクティス版で全く問題ないです。

コツ③:英会話アプリとコーチングを併用する

コツの3つ目は「英語コーチングの併用」です。

VERSANTで見えた弱点を補強するには、オンライン英会話英会話コーチングの活用がおすすめ!

すでに英会話が改善されていく感覚があれば問題ないですが、そのような実感がないならばまずはネイティブキャンプなどで実践数を増やしましょう。

また、英会話は我流でやっても効率が悪いので、上達への近道は英会話ができるようになった人に相談して効果的な方法を聞くことです。

その点、英会話コーチングを使えば、自分一人では気づけない弱点や効率的な学習法を知ることができ自分にぴったりのやり方を見つけられます。

独学だけで行き詰まりを感じている人は、ぜひ試してみてください!

さいごに

以上、今回は「VERSANTスコアの目安」を実際に受けた所感も含めて解説しました。

英会話の目的が「話せるようになること」であれば、自分のレベルを知り、どこに課題があるかを考えるうえで非常に有効です!

ただ、自分の英検やTOEICやTOEFLなどのスコアからVERSANTのスコアを過信して自己嫌悪になるのは禁物です!

日本人はスピーキングが弱いという事実を踏まえて、前向きにコツコツと練習することで段々と英会話が楽しく可能性が広がります!

正しく前向きにVERSANTスコアを捉えることで、日常会話からビジネスの現場まで、自信を持って話せる力を育てていきましょう。٩( ᐛ )و

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