ママ留学生のこっこです。今回はカナダ留学をしているワタシが事前にやるべきだと感じたことをまとめます!
いざ、留学が決まったけど
「家族帯同だとやることが多い…」
「まずなにから手をつけたらいい…?」
「誰か私のtodoリストまとめてくれない!?」
いざ進学する大学院が決まり嬉しい一方、こんな現実が突きつけられます・・・。
この記事では、家族と一緒に留学に行く場合に必要な準備について、まとめていきたいと思います。
駐夫「らーにゃ」× ママ留学生「こっこ」夫婦です
●妻:マギル大の大学院生、世界中の学生と交流中!
●夫:英語が超ニガテ、海外生活になり悪戦苦闘中!
●子:娘(6歳)と息子(4歳)、現地の学校にて成長中!
Contents
家族と留学する難しさ
まず、はじめに、そもそも「家族で留学する」とはどういうことか。
単身と違い、家族と一緒に留学に行くとなるとその分手続きが増えます。
国や子供の年齢によっても様々異なり、なかなかほしい情報が思うように入手できないことも多かったです。
私は今、カナダ・ケベック州のモントリオールで家族とともに留学生活を送っています。
カナダの中でもケベック州はさらに手続きがあり、かなり煩雑でした。。。
そのあたりのことも、紹介できたらと思います!
準備は本当に大変だったので、同じことをする人のためにまとめたいと思います!
留学前にやるべき7のリスト!
では、留学前に具体的に何をやればいいのか。
結論から言うと、下記の7つを準備すればまずはOKです!
順に触れていきます。
①ビザの申請の準備
1点目は「ビザの申請」です。
ビザの申請は想像以上に時間がかかります。進学先が決まったら早々に着手したほうがいいです。
家族帯同の場合、配偶者、子供がどのようなタイプのビザで入国するかも確認しておきましょう。
ちなみにワタシ達は家族それぞれが下記のビザで入国しています。
- 夫→spousal open work permit
- 私→study permit
- 長女→study permit
- 長男→eTA
カナダの場合、家族も一緒にapplyが可能でしたが、家族関係を証明するために戸籍謄本の英訳(フランス語訳でも可)は必須でした。
役所やコンビニで入手したら、早めに翻訳会社に翻訳依頼をしておくといいと思います。
なお、ケベック州で就学する場合、カナダのstudy permitを申請する際に、ケベック州独自の就学許可証(CAQ)の添付も必須ですので、まずはCAQを申請する必要があります。
これについてはまた別記事で紹介したいと思います。
申請してからビザが下りるまでは、IRCC(カナダ移民局)のサイトでだいたいの所要期間を調べることができます。4~5月のピーク時は、12~15週間と出ますので、早め着手が必須です。。
②住居探し、学校探し、保育園探し
2点目が「家/学校/保育園 探し」です。
国によりますが、カナダの場合は7月1日のCanada dayという祝日が、別名“引っ越しの日”でもあり、多くの人がこの日に引っ越しをするようです。
そのため、その2~3ヶ月前の4~6月頃に物件がたくさん出回ります。
逆にそれより前は出回る物件は少ないため、急いで探すよりたくさん供給されるタイミングで探す方がコスパがいいと思います。
物件の探し方はいろいろありますが、カナダではFacebookで探すことが多いようです。
家族帯同の場合、子供の年齢に応じて学校や保育園も探さなければいけません。
我が家の場合、出国当時、年長、年少でしたが、年長の長女は8月生まれでカナダだと9月からの新入学で1年生として小学校に通える年齢でした。
年少の長男は11月生まれだったためpreschoolにもかぶることなく、daycare serviceを探すことになりました。
学年の始期が国によって異なりますので、その国の教育システムを確認した上で、必要な準備をされるといいと思います。
ちなみにカナダ・ケベック州は6歳~17歳が義務教育で、公立の学校は無償で通えます。
Daycare(保育園)も補助があり、1日あたり9.1カナダドル(約910円)で通えます。
ケベック州のDaycareに通いたい場合は、まずLa Place0-5というサイトに登録し、そこで子供をwait listに登録します。
空きがでると、登録したメールアドレス宛に連絡が来ます。
何かとお金がかかるので無償であるのは超ありがたいです。
③保険の加入検討
3点目が「保険の加入」です。
保険の加入に入った方がいい場合は入っておく
私の場合、留学生は大学の保険に入ることが必須でした。(配偶者も、同伴の子供も入れました。)配偶者も確か必須だったので二人で入りました。
また、子供達はケベック州の健康保険(RAMQ)に加入をしました(これは渡航後に登録をします)。
大学の保険が渡航から2週間程度はサポート外の期間だったこと、子供達のケベック州の保険は申請してから登録されるまでに2~3ヶ月かかることから
私たち家族は3ヶ月間サポートできる海外旅行(留学)保険に家族で入りました。
さらに保障を充実したい場合、日本語でのやりとりをしたい場合などは、渡航期間中まるっと日本の会社の海外旅行保険に入るのもありだと思います◎
④銀行口座や送金の準備
4点目が「銀行口座・送金準備」です。
銀行口座の開設について
これについて、銀行ごとにルールなどが違い、やや面倒でした・・。
まずやることは
- 銀行・証券口座関係については、家族の全ての所有口座を洗い出す。
- それぞれの口座について、海外渡航時(1年以上の場合)の取り扱いについて確認する。
- 解約しないといけないものは、解約手続きをする。
(郵送での書類のやりとり等が発生するので、解約すると決めたら早めに着手するといいです。) - 保持できる口座は、書類の郵送先を実家等に変更する。
- 証券口座についてはいろいろルールがあるのでよく確認して、海外渡航の手続きを行う。
(この手続きも書類の郵送の手間が生じて面倒でした。早めに整理するといいと思います。)
以上が銀行口座でやるべきことでした。
送金に関して
次に、現地での生活に備えた送金についてです。
私は2種類の方法を準備しました。(出発の2~3ヶ月前)
- 三井住友信託銀行のPRESTIA口座の開設
- ソニー銀行の開設、WISEのアカウント作成
それぞれ簡単に紹介したいと思います。
PRESTIA口座は、一つの口座の中に、日本円と外貨を持つことができます。
私はまず日本円を入れて(会社からの給与もここに振り込まれることになっています)、マイページから日本円→カナダドルに換えました。
現地ではPRESTIA口座の中にあるカナダドルで決済ができるようになります。
カナダドルへの両替は下記の2種類の方法で行いました。
- 指し値設定をして換える
- ②毎月外貨積み立てをする
②を細く長くやりつつ、すぐ必要なものは①で両替しました。
また、PRESTIA口座開設と同じタイミングで、ソニー銀行の口座も開設しました。
海外でも便利という宣伝を見たためです。
また、海外送金手数料が一番安いといわれているWISEにも登録をしました。
これは、アカウントを作成したのみです。(実際の送金はカナダ渡航後)
⑤SIM・ネット回線の準備
5点目が「SIM・ネット回線」です。
携帯周りは私はとても苦手なので、聞いた方が早いと思い、携帯ショップで相談しました。(渡航3日前くらいに・・・苦笑)
結論としては、
楽天モバイルを契約して渡航。渡 航2日後くらいに現地でSIMカード(Fizz)を購入してオンラインでの手続きを経て即日カナダの電話番号ゲット。
といった流れでした。
もともと、ワイモバイルを使用していた私。
日本の携帯番号は、いろいろな場面で使っていましたので、2年後戻ったときも同じ番号を使いたいと思っていました。
その相談をしたところ、下記のような反応でした。
- ソフトバンクでは番号お預かりサービスがある(月額300~400円ほど)
- ワイモバイルはそのシステムはない。
- お預かりサービスを使いたい場合はソフトバンクに乗り換える必要がある
- 乗り換えてすぐ番号お預かりサービスにすることはあまり例がない
- 他社であるが、安い他の会社に乗り換えて2年間最低料金だけ支払うという方法もあるかもしれない。
- ただ、本当にできるかわからない。。
とのこと。とても良心的な方でした。
そこですぐ近くの楽天モバイルで話を聞いてみると、楽天モバイルの最強プランでは、2GBでは海外でもさくさく使えるとのこと。
それで最低金額は980円(家族割を使えば880円)。さらに海外から日本への電話も、楽天リンクのアプリを使えば無料とのことでした。
カナダ到着後はすぐにホテル泊、翌日にアパート入居予定だったため、到着してすぐにインターネットが使える安心感、番号も引き続き残ること
必要に応じて日本への国際電話も無料でかけられること、から楽天モバイルに乗り換えを行いました。
結果、到着後すぐに空港からホテルまでの行き方やuberの予約(夫がやってくれました)、翌日のアパート入居に向けた鍵受け渡しの連絡などができたのはよかったです。
事前準備で唯一ワタシが役に立てたところです
⑥海外転出届の提出
6点目が「海外 転出届」です。
一年以上海外に住む予定であれば、役所で海外転出届を出す必要があります。
1年以上海外に住む場合は、海外への転出届けを出す必要があるとのことでした。(1年以上行く場合も、一時帰国予定があれば転出届けは出さなくていいようです。)
私たちは2年間行く予定で、途中帰国の予定もないため、家族全員転出届けを出しました。
これをすると住民票を抜くことになるので、転出届を出す前に住民票を取っておくといざ必要になったときに安心かと思います。(戸籍謄本は転出届の提出と関係なく出せるようです。)
私たちは平日夕方、夫と一緒に役所に行き、家族全員分の手続きを行いました。
その際、マイナンバーカードは必須です。
このときは、海外渡航に際してもマイナンバーカードの返納は不要になった(以前は返納しないといけなかった)のでそのまま持っていてくださいと言われましたが、
マイナンバーカードは渡航するとなぜか返納したものとして、身分証明として使用できなかった例が2つほどこのあとありました・・・。
このあたりのルールは今後も変更ありそうですので要確認されてください!
⑦荷造り・断捨離・送付便の手配
7点目が「荷造りと送付便の手配」です。
事務手続きに追われますが、荷造りは目に見えて進みを実感できますので、少しずつでも早めに着手するといいと思います。
私たちは以下のように荷物を分けました。
- カナダに持って行くもの
→スーツケースに入れるもの、航空便、船便 - 実家においておくもの
→カナダに持ってはいかないけど取っておきたいもの。帰国したらまた使いたいものなど - この機会に捨てるもの、人に譲るもの
→そもそも使ってなくていらないもの、現地で買えばいいものなど。
ワタシたちの場合、お互いの実家が近いこと、また置かせてもらえるスペースが多少あったために②の選択肢を取ることができました。
ただ、もしそれができなければ③を取っていたかなと思います。
大型家電は、実家にも置けなかったため、まだ使えるものではありましたが手放しました。
①の準備として、丈夫な段ボール(大きめのもの)をネットで購入しました。
航空便、船便のサイズについては送付先によって異なるようですので確認してから準備を始めるといいと思います。
困ったら郵便局で聞いちゃうのもありです。
さいごに
以上、事前準備にまとめてみましたが、上記のことを同時進行で行うのはとても大変!です!
私一人ではできない(間に合わない)と思ったので、途中からは夫でできることは夫にもお願いをしながら、分担して諸々の準備を進めました。
加えて、職場に提出する書類等もあり、直前は本当にてんやわんやの日々でした。。
ですが!一生続くものではなく、一瞬の苦しみ(?)ですので、家族の力も借りながら乗り切ってください!!
到着後は自分の過去の頑張りに感謝するときが来ると思います・・・!あと少しですので頑張りましょう!!!
これでもまだ網羅はされていないと思いますが、今後渡航する方のお役に少しでも立てたら幸いです!
さらに詳しく聞きたいことや、個別のお問い合わせなどありましたらお気軽にご連絡ください♪