
今回はモントリオールの電車事情・乗り方についてまとめます!
モントリオールは電車やバスが多く走っており、車が使えずとも不自由しません。
特に冬の雪がすごいため、地下鉄網がすごく、地下街と並んでとても充実していることが有名です。
「地下鉄網ってどうなっている?」
「てかどうやって電車やバスって使うの?」
と思う人に向けて今回は、モントリオールの公共交通機関について詳しく解説します。
電車や地下鉄、バスの利用方法やチケットの購入方法、路線図など、知っておくべき情報を網羅しています!

駐夫「らーにゃ」× ママ留学生「こっこ」夫婦です
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Contents
モントリオールの電車・地下鉄・バスとは?
まず「モントリオールの公共交通機関」は何があるか。
モントリオールの公共交通機関は、主に電車、地下鉄、バスの3つがありますが、日常使いしやすいのは地下鉄とバスの2つです。
特に地下鉄は、モントリオールの中心部を網羅しており、観光客にとっても利用しやすいです。
電車・地下鉄(メトロ)・路線バスの違いと特徴
モントリオールでは、以下の交通手段が主要な移動手段として利用されています。
それぞれの特徴を理解することで、目的に応じた最適な移動方法を選ぶことができます
以下に、電車、地下鉄、バスの違いをまとめました。
交通手段 | 特徴 |
---|---|
電車 | 主に近郊や他都市への移動の長距離移動に利用され、VIA鉄道などがある |
地下鉄(メトロ) | 市内の主要エリアを網羅し、頻繁に運行される |
バス | 地下鉄がカバーしないエリアを補完し、運行本数も多い |
STM(モントリオール交通局)とは何か|役割とサービス概要
STM(Société de transport de Montréal)は、モントリオールの公共交通機関を運営する機関です。
彼らは、地下鉄やバスの運行を管理し、利用者に快適な移動を提供しています
そのためSTMという単語はこれらの交通機関をまとめた総称として使われOPUSカード(後述)なども管理しています。
モントリオールのOPUS(バス・地下鉄)カードの概要・料金

続いて「OPUSカード」に関してです。
モントリオールの公共交通では、バスと地下鉄はOPUSカードという共通のカードで利用できるのが大きな特徴です。
つまり、地下鉄のホームなどで購入した1回券やOPUSカードにチャージした定期券は、そのまま市内バスにも使えます。
1回の運賃で90分以内なら地下鉄とバスを自由に乗り継げる仕組みもあり、観光客にとって移動がとても効率的です。
OPUSカードの料金(STM/ARTM 料金表)
2025年現在、OPUSカード自体は$6.00(学生カード$15.00)です。
また、そこに登録できるチケット/パスタイプは下記の通りで、モントリオール島内(ゾーンA)で有効です。
チケット/パスタイプ | Regular(大人等通常料金) | Reduced(学生・65歳以上など) |
---|---|---|
1回券(1-trip, All Modes) | $3.75 | $2.75 |
2回券(2-trip, All Modes) | $7.00 | $5.00 |
10回券(10-trip, All Modes) | $34.25 | $23.00 |
24時間パス(24-hr, All Modes) | $11.25 | —(Reduced料金設定なし) |
3日券(3-day, All Modes) | $21.75 | — |
週間通し券(Weekly, All Modes) | $32.00 | $19.25 |
月間定期券(Monthly, All Modes) | $104.50 | $62.75 |
4か月定期券(4-month, All Modes) | —(大人の料金) | $240.00(Reduced) |
Evening 無制限パス(Unlimited Evening) | $6.50 | — |
Zones AB / ABC / ABCD をまたぐ料金 | 以下の表参照 | 同じく Reduced が適用されるケースあり |
ちなみに11歳以下の子供は大人同伴であれば、無料で乗れます(ゲートはくぐって入ります)
モントリオール島外(Aゾーン以外)の代表的な料金例
モントリオールはゾーンが区切られており、主要なエリアは全てZone Aです。
ただ、そのエリアの外はZone B, C, Dなどと呼ばれ、別料金がかかります。
以下は、Zone A 以外や複数ゾーンをまたがる移動のための料金一例です。
範囲(ゾーン) | 1回券 | 10回券 | 月間パス |
---|---|---|---|
Zone A & B | $5.00 | $47.50 | $164.50 |
Zone A, B & C(郊外含) | $7.00 | $60.25 | $200.50 |
Zone A–D (最も広範囲) | $9.50 | $82.75 | $275.50 |
参考:ZoneA, B, Cの範囲とモントリオール市内の路線バス図
路線図はSTMの公式HPからダウンロードができるようになっています。

この中のうっすらとグレーでA・B・Cと書いてあるのがZone A, B, Cです。
また、ダウンタウンの主要エリアのバスは下記の通り。

上記、水色の番号がついているのがバス停です。
小さいので拡大しつつお目当ての行き先にバス停があるかを確認しましょう。
モントリオール電車・地下鉄・バスのチケット・カード購入ガイド

では「どのようにしてOPUSカードを買えば」いいか。
ここでは、チケットの種類や購入方法について詳しく解説します。
券売機・窓口での購入
チケットの購入方法には、主に券売機が窓口で購入します。
券売機は市内の各駅に複数台が設置されており、簡単に操作できます。
窓口は並びやすく、時間を要しやすいので基本的には券売機で、何か不測の事態が起きた時に窓口を利用しましょう。
チケット購入/OPUSカードのチャージ方法
続いて「チケット購入・チャージ方法」についてです。
チケットはタッチパネルを押して、上記のチケットの一覧がでるのでそこで選べば購入できます。
(なお、クレジットカードも問題なく使えます)
OPUSカードへのチャージは下記の手順で進めばOKです。
乗り方・利用方法と便利なアプリ・旅の計画のコツ

最後に「乗り物を使う時のちょっとしたコツ」です。
モントリオールでの移動手段を使いこなせるうになると観光する人も生活する人もグッと充実します。
コツ①:乗り換え区間・バスとの接続を考える
モントリオールの地下鉄は4路線が交差し、主要駅で簡単に乗り換えができます。
事前に区間やラインを確認しておくと、移動中に迷うリスクを減らせます。
また、公式のSTMアプリだけでなく、Googleマップでもバスと地下鉄を組み合わせた最適な経路を簡単に検索できます。
チケットが地下鉄とバスの両用なので2つをうまく組み合わせて効率よく移動できるようにしましょう。
コツ②:シェアバイクなどを組み合わせて利用する
モントリオールは実は地下鉄・バスと同じくらい、シェアバイクが発達しています。
特に、駅近ではないスポットにいく場合は、シェアバイク(BIXI)の利用が便利です。
シェアバイク(BIXI)も多くの場合、駅近にステーションが設置されているので、駅で降りた後に、自転車を使ってサイクリングをするという使い方もできます。
コツ③:シェアカーとカードを一元化する
公共交通だけでなく、モントリオールではシェアカーサービスを組み合わせて使うこともできます。
具体的にはモントリオールではCommmun Autoというシェアカーサービスがメジャーで、このサービスとOPUSカードを連携することができます。
これにより、交通手段をカード1枚でまとめて管理でき、状況に応じて柔軟に移動方法を選べます。
公共交通とシェアカーを使い分ければ、観光地巡りから郊外への小旅行まで幅広く対応できます。
よくある質問・トラブル対策(治安・キャンセル・運行状況ほか)

モントリオールの公共交通機関を利用する際に、よくある質問やトラブル対策について解説します
これを知っておくことで、安心して移動できるようになります
注意①:地下鉄・バスの治安事情とマナー
モントリオールの地下鉄やバスは比較的安全といわれていますが、夜遅くや人が少ない時間帯は注意が必要です。
特に主要駅近くの夜には不審な動きをする人(薬を使ってフラフラしている?)もちょいちょい見かけるので近寄らないようにしましょう。
また、バス乗車時に運転手へ軽く挨拶し、降車時に「メルシー(ありがとう)」と伝える人も多いので良いマナーとして真似てみましょう。
注意②:遅延・臨時ルートの際の対応
公共交通機関は、遅延(特に地下鉄)や運休(特にバス)がたびたび発生します。
バスであれば、街中の工事中に、工事エリアを通る便が運休・迂回になったりします。
特にGoogleマップでは通常通りと出ているのに、時間になってもこないというステルス運休には注意が必要です。
その際は通常のバス停に赤い表記があり、そこに代替バスの情報もあるのでそれを確認し、近くの臨時バス乗り場に移動しましょう。
(フレンチで書いてあるので、Google翻訳のカメラなどを使って解読しましょう)
また、シェアバイクで移動手段を変えたり、Uberなどを使うなどをするのがおすすめ。
注意③:運休・ストライキ・トラブル時の対応
また、まれにストライキや大規模な設備トラブルで地下鉄やバスが運休することがあります。
その場合、STM公式サイトやアプリで最新の運行情報を確認しましょう。
観光で影響を受けた場合は、徒歩やシェアサイクル、シェアカーを組み合わせることで移動の選択肢を増やせます。
事前に代替手段を把握しておくことでもしもの時にも対応できます。
さいごに|OPUSカードを使いこなしてモントリオール生活を楽しく!

モントリオールの公共交通は、地下鉄・バス・鉄道を一体的に利用できるため、観光や長期滞在にとても便利です。
チケットやOPUSカードを上手に活用すれば、移動の効率がぐっと高まり、時間もコストも節約できます。
旅行前にアプリで路線や料金を確認しておけば、現地で迷うことなく安心して行動できます。
モントリオールの街を存分に楽しむために、交通の仕組みを理解して快適な旅を計画しましょう!
ステップ1|カードをリーダーに置く
地下鉄駅の自動券売機や窓口で、まずOPUSカードを専用リーダーにセットします。残高や有効期限が自動で表示されます。
ステップ2|チャージ内容と支払い方法を選ぶ
1回券・回数券・期間券(1日、1週間、1か月など)から希望するチケットを選び、クレジットカード・デビットカード・現金で支払いを行います。
ステップ3|チャージ完了を確認する
処理が終わると新しい乗車券や定期券がカードに記録されます。画面やレシートで内容を確認し、そのまま改札やバスで利用できます。