今回はカナダの大学院合格までのプロセスをまとめて一挙公開します!
カナダの大学院で勉強したい!でもアメリカと違って情報が少ない・・・
私もかなり情報収集には苦戦しました。。。
本記事では、大学院(コース)の探し方、具体的なアプライプロセス、合格・不合格の発表までのスケジュール感についてお伝えします!!
駐夫「らーにゃ」× ママ留学生「こっこ」夫婦です
●妻:マギル大の大学院生、世界中の学生と交流中!
●夫:英語が超ニガテ、海外生活になり悪戦苦闘中!
●子:娘(6歳)と息子(4歳)、現地の学校にて成長中!
Contents
大学院(コース)の探し方について
まずは、そもそもの「学校・プログラム選び」についてです。
私はまず、studyportalmastersのサイトで調べました。
国名と学びたい内容を入力します。2年コースがよかったので、期間も2年間でソートをかけました。
いくつか気になる大学院(コース)を見つけた後は、大学院のページで詳細を見ていきます。
中には、隔年でしか募集をしていないコースもありましたので、自分の行きたい年度の募集があるかを確認します。
募集がある場合は、詳細が出るのがいつ頃で、書類の提出締め切りがいつなのかも確認していきます。
必要書類も確認していきましょう!エクセルなどでまとめていくといいと思います。
月別!やったことリスト!
次に「出願までに行動したこと」をリストアップします!
ここから、具体的にどの時期にどのようなことをしていたかをまとめていきます。
4月~: コンサル業者選び(必要があれば)
4月はまず「コンサル業者選び」からはじめていきます。
私は、4月末から大学院受験のためのコンサル業者を探し始め、GWに3社ほど、無料相談を行いました。
比較した結果、New Standardというコンサルタント会社にお願いをすることにしました。
こちらはお一人でやられているのですが、とても親身に話を聞いてくださり、対応も早くなによりも金額が明瞭かつ良心的だったことからここに決めました。
結果、とても満足していますので、おすすめです!
5月~: 出願書類の準備
5月からは「出願書類の作成」です。
出願は、だいたい9~12月(遅いところは1月)頃に行われます。
出願に必要な書類は以下のとおりでした。
- 大学の成績表(日本語、英語ともに)
- 大学の卒業証明書(日本語、英語ともに)
- CV(履歴書)
- 志望理由書
- 推薦状(2枚、1校のみ3枚)
- TOEFL(またはIELTS)のスコア写し
カナダは、GREを求められない大学がほとんどでした。そのかわり、大学(学部)の成績(GPA)が重要視されているようです。
大学の成績はもう変えられないけど・・・CV、志望理由書、推薦状のトータルで、様々な角度から自分をPRできるように仕上げていくといいって言ってたね!
5月上旬: 大学の証明書交付依頼
無料相談で、大学から成績証明書を早めに取り寄せたほうがよいとアドバイスをもらったので、早速GW中に手続きを行いました。
私の場合は、学生時代の姓と変わってしまっていたので、まず改姓手続きをした後に、卒業証明書と成績証明書を日英それぞれ発行してもらいました。
オンラインで全部できたので楽でした!
5月中旬: スケジュールの相談
コンサル会社との契約手続き終了後、まずはどこの学校を受けるか、それぞれの学校の出願締め切りはいつか、必要書類はなにか、の確認を行いました。
エクセルで表を作成し、締め切りの早い大学から着手をしていくことになります。
私は、6校受ける予定でしたが、コンサルには(本命の)4校分を依頼することにしました。
コンサル会社によりますが、私の頼んだコンサル会社は大学院の情報を調べておすすめの大学をピックアップしてくれるといったサービスはありませんでした。
そのようなものもお願いしたい場合は追加料金を払うか、紹介サービスをやっている別のコンサル会社を探すことをおすすめします!
残りの2校は自分でやってみようかなと思ったので節約しました。
5月下旬: CV (履歴書) 作り
コンサル会社との契約手続きが終了すると、早速CV(履歴書)の作成を行いました。
まずは自分のメモ程度に、ざっと日本語で書きたい内容を文字起こししました。
その後、コンサル会社からもCVのフォーマットや参考になる動詞集などをいただけましたので、それを活用しながら入力していきました。
作成して送付→コメントがついたものが返ってくる→修正等して再送付・・を繰り返し、3枚びっしりに記載したバージョン8が最終版となりました。
「よし、これでいいだろう!!!」
と思い、推薦状を依頼した上司に見てもらったところ、
「情報が多すぎて、読む気にならない!!!」
「もっとエッセンスだけにしたほうがいい!!」
とアドバイスをもらい、文章を削いで削いで・・・
結局2枚に収めたshort版を、applyのときには使用しました。
コンサルだけに見てもらうのではなく、(時間が許せば)いろいろな人に見てもらうのがいいと思います!
9月上旬に、提出版が完成しました。
ちなみに、更新履歴を見ると、7月はノータッチでした。
志望理由書を作ってから、そこで必要な情報をCVに足す等の作業をして、提出資料トータルで自己PRができるように調整をしたためだったと記憶しています!
6月~: 志望理由書(SOP)作り
6月からは「志望理由書作り」です。
志望理由書(SOP:Statement of Purpose)の作成には、およそ3ヶ月程度かかると言われることが多いです(もちろん個人差はあります^_^;)。
一番早い締め切りが9月中旬でしたので、6月中旬から着手をしました。
コンサル会社から、Q&A形式のフォーマットが送られてきましたので、質問に答える形で
- なぜここで学びたいか
- 具体的になにを学びたいか
- それを卒業後にどう生かしたいか
などを記入していきました。
※学校ごとに、盛り込む内容が示されていることが多いので、作成前によく確認しましょう!
入力したものを送ると、文章の形で自分の回答をまとめてくれた、すでに立派な(?)志望理由書のようなファイルが届きました!
そこに不明瞭な箇所にコメントが付されたり
「具体的には?」
といった追加コメントが入っているので、次の返信ではそこに再回答をしていきます。
それを繰り返し、ブラッシュアップをして、完成させました。9月上旬に、バージョン8で完成になりました。
その後、使い回せるパーツは使いつつ、学校ごとに聞かれているポイントを確認して追記等しなます。
そして、それぞれのコースの特徴等に合わせてアジャストしながら、残りの学校も順次仕上げていきました!
コンサル以外の人にもお願いしたコト
ちなみに…バージョン8に至るまでには、コンサル会社だけでなく、カナダ留学の先輩3人に見てもらいました。
それぞれ異なった視点で足りないところやわかりづらいところなどを指摘してくださるのでとてもありがたかったです。
コンサル会社だけでなく、最低でも別のもう一人にも見てもらうといいと思います!
7月~: 推薦状の依頼
7月からは「推薦状の依頼」です。
志望理由書の素案が作り終えた頃に、推薦状の依頼を3人にしました。
私は、学部時代のゼミの教授、職場の上司2人にしました。
((課外活動をやっている場合は、)3人目はボランティア活動グループの責任者や所属しているNPOの代表などにお願いするのもありだと思います!)
※7月に正式に依頼をする前に、それぞれ対面でお会いしたタイミングで、留学の報告&出願の際は推薦状をお願いしたい旨お話をしていました。(3月頃でした。)
メールで依頼をし、受諾のお返事をいただいた後、具体的なこれまでやってきたこと(できたらこのような点を盛り込んでいただけたら嬉しいということ)をメールにてお伝えしました。
このあたりは、推薦者によってスタイルがあるかと思いますので、それぞれの方と丁寧にコミュニケーションを取りながら進めるといいと思います!
学校によっては推薦状の提出だけでなく、被推薦者(私)についての質問(記述式や選択肢式)もあったみたいです。改めて、推薦者には感謝です。
TOEFLについて
わたしは純ジャパ、留学経験なしでしたのでスコアメイクには本当に苦労しました。。。
私は9月上旬頃まで月2~3回のペースでTOEFLを受けていました。
目標としていた100点には届きませんでしたが、もう出願に間に合わないと思い、最高スコア97点で6校全て出願をしました。
これについてはまた別記事で紹介できたらと思います!
英語の勉強が一番つらかったな・・・(TOEFL受験代は計算するのもおそろしいです。)
8月〜: 各学校のアカウント作成
8月からは「各校のアカウント作成」を行います。
出願ページが8月頃からオープンしてきますので、早めにアカウント作成することをおすすめします!
出願ページに入ると、必要書類の詳細や、書類以外にも、出願過程で質問(自由記述含む)がある場合もあるからです。
出願予定の大学のページはこの頃から定期的にチェックしておきましょう!ログインIDとPWを控えることも忘れずに!
9月~: 出願の開始
9月からはいよいよ「出願開始」です!
アカウントの作成ができていると、出願手続きをスムーズにスタートできると思います。
作成した書類は、最後、誤字・脱字がないか、コース名などは間違っていないか、などをよく確認した後、PDF保存をしてアップロードしていきます。
ファイル名の指定がある場合もあるので、そのあたりもよく確認しながら進めていきましょう!
推薦者の名前、肩書き、メールアドレスを入力する箇所もあり、推薦者には大学から直接、推薦状提出依頼のメールが行きます。間違いがないかよく確認しましょう!
最後に受験料をクレジットカードで支払ったら、手続きは終わりです!「succeed!」や「submitted」など、無事に全て手続きが完了したことを確認しましょう。
1校出願完了ごとに、わたしは推薦者にメールでその旨連絡をしていました。推薦状の提出も締め切りが設けられているので、早めに連絡をすると親切だと思います!
また、推薦者が推薦状のアップロードが完了すると、「提出されました」というメールが届く学校もありました。
(届かない学校もあり不安になりましたが、出願後にこまめに連絡をしていたのである意味リマインドにもなったかなと思っています。)
さいごに
ここまで閲覧いただきありがとうございました!
また、ワタシと同じように、出願までやりきった方は出願お疲れさまでした!!!!!
手続き終了後は、結果を待つのみです!
どれくらいで結果が届くのか?ペーパーテストではないので自己採点ができるものでもなく、ただ待つだけなのはしんどいですよね・・・
これらのことについては後半記事で別途まとめます。
後半では、実際どれくらいで結果が出たのか、そのあとの手続きは何があるのかについてお伝えしたいと思います!