
今回はカナダポストについて詳しく説明します!
カナダの郵便はカナダポストが全ての郵便物の管理・配送を手掛けています。
おしゃれなデザインのポストはカナダ全土にあり、毎日多くのトラックが稼働しています。
「国内便だけでなく国際便も対応しているの?」
「ストライキって話も聞いたけどちゃんと機能してるの?」
と海外の郵便事情について不明点や不安点がある人もいるかと思うので、今回はカナダポストについてまとめます。
海外での郵便事情や郵便の対応について気になる人はぜひ参考にしてみてください!

駐夫「らーにゃ」× ママ留学生「こっこ」夫婦です
●妻:マギル大の大学院生、世界中の学生と交流中!
●夫:英語が超ニガテ、海外生活になり悪戦苦闘中!
●子:娘(6歳)と息子(4歳)、現地の学校にて成長中!
カナダポストとは?

まず「カナダポストとは」何か?
カナダポストは、カナダ国内外への郵便や配送サービスを提供する国営企業です。
カナダポストの特徴
カナダポストは19世紀半ばに設立され、カナダ全土に郵便網を拡大してきました。
初期は手紙や新聞の配送が中心でしたが、近年は小包や国際配送、電子商取引向けサービスにも力を入れています。
また、地方や僻地への郵便配達も行い、交通手段が限られる地域でも生活必需品の受け取りを支えています。
昔から築いてきたこの郵便網のおかげで、国内の重要な書類や荷物の配送が比較的安定して利用できます。
カナダポストの費用
では費用はどの程度かかるのでしょうか?
郵便料金は送付する物の種類や重さ、配送先によって変わります。
手紙やはがきは数ドルから、国内小包は重さと配送スピードによって5ドル〜20ドル程度が目安です。
国際配送の場合はさらに高額になり、追跡や保険を追加することも可能です。
配送種類 | 料金の目安 | 備考 |
---|---|---|
国内手紙 (〜30g) | 約1.44 CAD | 標準郵便。はがきも同料金 |
国内手紙 (〜50g) | 約1.75 CAD | |
国内小包 (〜500g) | 約10〜12 CAD | 追跡・保険付きも可能 |
国際手紙 (〜30g) | 約3.65 CAD | |
国際手紙 (〜50g) | 約5.21 CAD | |
国際小包 (〜500g) | 約20〜25 CAD | 航空便・追跡付き推奨 |
書留郵便(〜1000g) | 国内+約7〜10 CAD | 追跡・補償付き |
保険付き配送(〜1000g) | 国内+約2〜10 CAD | 申告価額に応じて変動 |
特急便 (〜500g) | 約20〜25 CAD | 翌日配達目安、追跡付き |
上記は変更する可能性があるので、発送前にはカナダポストの公式サイトで計算することをおすすめします。

こっこ
重さで料金が変わる点は、日本と同じかなと思います。
カナダポストの使い方

では「どのように使う」のか?
カナダポストを利用する際は、郵便物や荷物の重さ・サイズ・配送方法に応じた手順を踏むことがポイントです。
大まかな流れを下記でまとめます。
STEP1: 送るもの宛名を準備・サイズ確認
STEP1は「事前準備」です。
まずは郵便物や荷物に正確な宛名と住所を記入し、サイズと重さを確認します。
手紙やはがき、国内小包、国際小包など、送るものの種類によって適切なサイズや包装方法が異なります。
重要書類や割れ物の場合は、封筒や箱の強度を確認し、追跡や保険のオプションを検討すると安心です。
旅行者はホテルや滞在先から発送する場合も、宛名の確認を怠らないことが重要です。

こっこ
私たちは宛名記載漏れで郵便がだいぶ遅れて苦労しました・・・よく確認してくださいね!
STEP2: ポストorカナダポストを探す
STEP2は「ポスト探し」です。
準備ができたら、最寄りの郵便ポストやカナダポストの窓口を利用します。
手軽に送る場合は街角の赤いポストへ投函、追跡や保険付きで送りたい場合は郵便局窓口で手続きします。
カナダポストの公式サイトやアプリで最寄りの郵便局を検索できるので、滞在先からアクセスしやすい場所を事前に確認しておくと便利です。
また、大手ドラッグチェーンのPharmaprixにカナダポストが入っていることが多いので、そちらのお店を見つけたら中にないか確認しましょう。

こっこ
カナダポストの窓口はわかりづらく、たいていはpharmaprixの一番奥の角にひっそりとあります。
STEP3: 追跡などのオプションを選び支払い
STEP3は「オプション選び・支払い」です。
郵便物を発送する際には、追跡番号の付与、保険の追加、速達サービスなど必要なオプションを選択します。
料金は重さやサイズ、オプションの有無で変わるため、窓口やオンラインで事前に確認して支払いを済ませます。
オンラインラベルの発行も可能で、待ち時間を減らすことができます。

特に国際配送の場合は、関税や到着日数も考慮してオプションを選ぶと安心です。
カナダポストやその他のストライキの現状

最後に「ストライキの状況」についてです。
カナダでは、郵便サービスを提供するカナダポストの労働者が定期的にストライキを行う印象です。
カナダ郵便ストライキとは?
そもそも「ストライキ」とは?
カナダ郵便ストライキは、カナダポストの従業員が賃金や労働条件の交渉が決裂した場合に業務を停止する行為です。
規模は全国規模で行われる場合もあれば、特定の州や都市に限定される場合もあります。
例えば2018年, 2024年には、全国的な大規模ストライキにより、数週間にわたって郵便物が届かず、クリスマスシーズンの配送に大きな影響が出ました。
旅行者や生活者の人にとっては、国際便が送付も受け取りもできなくなる事態に陥ったので、生活に支障が出た人も多かったです。

こっこ
日本からのクリスマスプレゼントがお正月に届きました・・・。
参考:その他のストライキ(STMやエアカナダ)
カナダでは、カナダポスト以外にも公共交通機関や航空会社でストライキが発生することがあります。
モントリオールのSTM(地下鉄・バス)やエアカナダでは、労働組合と経営側の交渉が不調になると、一時的な運行停止や遅延が生じます。
旅行者は移動計画に影響を受けることがあり、特にフライトや列車の予約時には、ストライキ情報を事前にチェックして代替手段を検討しておくと安心です。

ワタシたちは全てのストライキに影響を受けています。
ストライキを受けた場合の対応ポイント

では「ストライキにあたったら」どうするか?
カナダポストのストライキに遭遇した場合、影響範囲を把握し、代替策や情報共有、補填の確認などを行うことで混乱を最小限に抑えることができます。
実際にストライキを経験して感じた、対応した方がよいポイントをまとめました。
ポイント①:日本とは違うと割り切る
ポイント1点目は「割り切り」です。
カナダではストライキは社会的に認められた交渉手段であり、郵便物や荷物の遅延は珍しくありません。
旅行者や現地在住者は、予定通り届かないことを前提に行動計画を立てると安心です。
日本の感覚で「必ず届く」と思わず、文化の違いを理解して心構えを持つことが、ストレスを減らすポイントです。

こっこ
おかげで、「まぁ、しょうがない」の精神が身につきました
ポイント②:いつまで続くか考え代替策を考える
ポイント2点目は「代替策の検討」です。
ストライキの期間や影響の範囲を考慮し、代替策を検討することが重要です。
例えば、郵便物の配送が遅れる場合、他の配送手段を利用することが考えられます。
また、重要な書類や荷物は、早めに発送することを心がけると良いでしょう。

こっこ
”とはいえ、さてどうする”という感じです。。
”最後はなんとかなる”という気持ちを持つことが大切です!
ポイント③:関連各所に共有・リスケジュールする
ポイント3点目は「スケジュール再設計」です。
ホテル、ツアー会社、荷物の送付先など、影響を受ける可能性のある関係者に早めに連絡します。
状況を説明して日程変更や受け取り方法の調整を行うことで、トラブルや誤解を防げます。
情報を共有することで、相手も対応しやすくなり、円滑にスケジュール調整が可能です。
ポイント④:被害の保証の有無を確認
ポイント4点目は「保証の確認」です。
ストライキによって損害が発生した場合、カナダポストや契約先の保証規定を確認します。
保証がある場合は手続きを行い、ない場合でも相談することで一部補填が受けられる場合があります。
諦めずに問い合わせることで、想定外のトラブルに対しても対応策を得られる可能性があります。
ポイント⑤:可能な範囲の補填を受けとる
ポイント5点目は「補填の獲得」です。
ストライキ終了後は、配送状況を確認し、到着しなかった荷物や遅延による損害について、可能な範囲で補填を受け取ります。
公式サイトや追跡情報を活用して証拠を整理すると、手続きがスムーズになります。
事後対応をしっかり行うことで、結果的な被害を最小限に抑えることができます。
以上がストライキ時の対応ポイントでした。

こっこ
基本的に他のストライキでも対応するべきポイントは同じです。何かが起きても慌てずにやるべきことを冷静に考えましょう。
さいごに

以上「今回はカナダポストの使い方とストライキ」について解説しました。
郵便は海外で暮らしていても日常的につかうサービスです。
やり方を押さえることで日々の生活の充実度が上がり、緊急的なことが起きても、冷静に考えられれば特段問題はありません。
カナダのインフラの使い方をおさえて、旅行や生活をより良いものにしていきましょう!
また、モントリオールでの生活や留学で必要となる情報はコチラの記事(モントリオール留学の全て)でもまとめているので、合わせてご確認ください^^
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