
こっこ
今回はモントリオールのプーティン事情とおすすめレストランをまとめます!
モントリオールを訪れる際、ぜひ味わいたいのが「プーティン」です。
このカナダの名物料理は、フライドポテトにグレイビーソースとチーズをトッピングしたもので、独特の味わいが楽しめます。
「そもそもプーティンなんて聞いたことない…」
「で、結局どこのお店に行くべきなの?」
と感じる人もいるかと思うので本記事では、プーティンの概要のほか、おすすめの店舗を詳しく紹介します!
これからモントリオール観光にいくぞ!現地のグルメを知りたい!という方はぜひ参考にしてみて下さい!

駐夫「らーにゃ」× ママ留学生「こっこ」夫婦です
●妻:マギル大の大学院生、世界中の学生と交流中!
●夫:英語が超ニガテ、海外生活になり悪戦苦闘中!
●子:娘(6歳)と息子(4歳)、現地の学校にて成長中!
Contents
モントリオールのソウルフード!ケベック名物プーティンとは?

そもそも「プーティンとは」何か
プーティンは、フライドポテトにグレイビーソースとチーズをかけたカナダの伝統料理です。
特にモントリオールでは、そのバリエーションが豊富で、地元の人々に愛されています。
観光時にプーティンを楽しむ際は、その起源や特徴を知っておくと、グルメをより楽しむことができます。
ケベック名物プーティンの起源・特徴
まず、プーティンとは1950年代にカナダのケベック州で誕生したB級グルメで、フライドポテトにチーズカード(塊チーズ)とグレイビーソースをかけた料理です。
諸説ありますが、発祥地についてはケベック州の田舎町にあるレストランが起源とする説が有名のようです。
その後ケベック州内で人気が高まり、1970年代にはカナダ全土、そして海外へも広まりました。
現在では、プーティンはカナダの国民食として広く認知されています。
なぜモントリオールはプーティンが有名?
プーティンはケベック州全体で人気がありますが、モントリオールはその中心地として特に知られています。
理由の一つは、多様な文化が交わる街ならではの食の発展にあります。
クラシックなレシピはもちろん、シーフードやベジタリアン向けなど、個性的なアレンジを楽しめるお店が集まっているのも特徴です。
また24時間営業の有名店があり、観光客から地元の学生まで幅広く支持されています。

モントリオールに来たら「とりあえずプーティン食っとけ!」と言われるほどにメジャーなグルメです。
おすすめ!モントリオールで食べたいプーティン店

続いてモントリオールで「おすすめのプーティン店」です。
観光客から地元の人まで幅広く愛される人気店は、旅行中に一度は訪れたいスポットです。
有名店の「La Banquise」をはじめ、他にもおすすめのプーティン屋があるのでまとめていきます。
プーティンの有名専門店:La Banquise
モントリオールで有名なプーティン専門店は「La Banquise」です。
30種類以上の豊富なメニューが揃っており、定番のクラシックからベーコンやソーセージ、野菜を使ったアレンジまで幅広く楽しめます。
店内はカジュアルで活気があり、子連れでも入りやすい雰囲気。家族旅行で全員の好みに合う一皿を見つけやすい人気店です。
24時間営業しているため、観光の合間や夜食としても立ち寄れる利便性が魅力。

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ここでテイクアウトして近くの公園で食べるのが我が家の定番です。

でもモントリオールには他にもおすすめのプーティン屋さんはいっぱいありますよ。
穴場プーティン店①:Au Pied de Cochon
Au Pied de Cochonは、モントリオールでも特別な存在感を放つレストランです。
名物はフォアグラを使った贅沢なプーティンで、一般的なスタイルとは一線を画す豪華さを味わえます。
観光の特別な一夜を彩るのにぴったりで、料理の芸術性と迫力に驚かされるでしょう。
子連れにはやや敷居が高いですが、大人の旅行では特別な思い出になります。
穴場プーティン店②:Chez Claudette
Chez Claudetteは、地元の人々に長年愛される家庭的なレストランです。
観光客に人気のLa Banquiseよりも混雑が少なく、落ち着いた雰囲気で食事を楽しめます。
クラシックなプーティンはもちろん、軽めのトッピングを加えたメニューもあり、家族連れでも安心。
気取らずに本場の味を堪能したい方に最適です。観光で歩き疲れた時に立ち寄れる気軽さも魅力のひとつです。
穴場プーティン店③:Ma Poule Mouillée
Ma Poule Mouilléeは、ポルトガル風のローストチキンとプーティンの組み合わせで知られる人気店です。
スパイスが効いたジューシーなチキンと濃厚なソースが絡み合い、ひと味違う美味しさを楽しめます。
観光客に加え、地元の人からも根強い支持を集めており、行列ができることもしばしば。
ファミリーで訪れる場合も比較的入りやすく、食べ応えのある一皿をシェアして楽しむのもおすすめです。

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有名店のLa Banquiseと目と鼻の先の位置にあるため、大行列の時の代替案としてもおすすめ。
穴場プーティン店④:Patati Patata
Patati Patataは、こじんまりとした店内ながら、味わい深いプーティンで知られる小さな人気店です。
揚げたてのポテトとまろやかなチーズ、バランスの良いソースで仕上げられた一皿は、量は控えめながら満足感があります。
観光の途中に軽く食べたい方や、ディープなローカル感を味わいたい方にぴったり。
子連れでも気軽に利用できるアットホームさがあり、地元の空気を感じながら食事ができます。
穴場プーティン店⑤:Décarie Hot Dogs
Décarie Hot Dogsは、ホットドッグが有名ですが、プーティンも地元で長く親しまれています。
昔ながらのスタイルで提供されるクラシックプーティンは素朴ながら味わい深く、観光客にとってはローカルな雰囲気を体験できる貴重な場所です。
派手さはありませんが、昔ながらの味を求める方におすすめ。
カウンターで気軽に注文できるので、子供と一緒でも利用しやすいのが魅力です。観光の合間に立ち寄ってみる価値があります。
モントリオールでプーティンとセットで食べたいグルメ!
最後に「プーティーンとセットで楽しみたいグルメ」も紹介です。
モントリオールでは、プーティン以外にも楽しめるグルメがたくさんあります。
特に、地元の名物料理を味わうことができるので、ぜひ試してみてください。

美食の街と言われるモントリオールでは他にもおすすめのグルメがありますよ。
おすすめ①:モントリオールベーグル

おすすめの1つ目は「モントリオールベーグル」です。
モントリオールベーグルは、街のユダヤ移民文化に根付いた伝統的なベーグルです。
大きな特徴は、生地を焼く前にハチミツを溶かしたお湯でゆでること。
これによってほんのり甘みが加わり、独特の風味を生み出します。
ニューヨークベーグルと並んで2大ベーグルと言われているので、プーティンとセットで体験してみてください!
モントリオールベーグルのおすすめの店 (St-Viateur Bagel)
モントリオールでベーグルを楽しむなら、St-Viateur Bagelがおすすめです。
有名店のLa Banquiseにも立地が近く、近くに大きな公園(ラ・フォンテーヌ公園)もあるので両方テイクアウトして楽しむのがおすすめ。
おすすめ②:スモークミート

おすすめの2つ目は「スモークミート」です。
スモークミートは、香辛料で味付けした牛肉を長時間スモークしたモントリオール名物の肉料理です。
外はスパイシーで香ばしく、中はしっとり柔らかい仕上がり。
サンドイッチにして提供されることが多く、ジューシーな肉とパンの相性が抜群です。

見た目はボリューミーですが、脂っこさは控えめで食べやすいのが特徴。
カナダらしい豪快さを感じられる一品として、旅行中にぜひ味わっておきたい料理のひとつです。
スモークミートのおすすめのお店
モントリオールでスモークミートを楽しむなら「Schwartz’s(シュワルツ)」が代表的な名店です。
昼時は並びますが、それでもいく価値があります。Fairmount Bagelにも近いのでどちらもテイクアウトして両方楽しむやり方もできます!
おすすめ③:ビーバーテイル

おすすめの3つ目は「ビーバーテイル」です。
ビーバーテイルは、平たく伸ばした揚げパンに砂糖やシナモン、チョコレートなどをトッピングしたスイーツです。
名前の由来は、その形がカナダの国獣ビーバーのしっぽに似ていることから。
外はカリッと、中はふんわりとした食感で、甘党にはイチオシのB級グルメです。

観光中に歩きながら食べられる手軽さもあり、子どもから大人まで幅広く人気を集めています。
ビーバーテイルが楽しめるお店
ビーバーテイルは色々なところにありますが、特に旧市街地エリアにあるお店は、モントリオール観光の導線の中にあり、店内でもゆっくりできるのでおすすめです!
おうちで楽しむ!ケベック名物プーティンのレシピ!

最後に「プーティンのおうちレシピ」です。
モントリオール旅行の思い出を自宅でも味わいたいという方は、プーティンをおうちで作っちゃいましょう!
材料はシンプルで、基本はフライドポテト、チーズカード、グレービーソースの3つ。
それぞれ出来合のものを使えばすぐにできますが、本場に近くするには全て手作りでやるのがおすすめ!
なおチーズカードは日本では手に入りにくいため、代用品としてモッツァレラチーズを小さめにちぎって使うと近い味・食感が楽しめます。
また、グレービーソースは手作りする場合はバターで小麦粉を炒めてルーを作り、ビーフまたはチキンブロスを加えてとろみをつけるのが基本。
市販のグレービーミックスを使えば時短にもなりますが、せっかくなので自宅にあるコンソメなどを使ってルウの味を色々試してみましょう!
誰でも簡単にできる!手作りプーティンのおうちレシピ
具体的な材料とレシピは以下の通りです!
- 材料の下ごしらえをする
- じゃがいもの皮をむき、1×7〜8cmのスティック状に。水に10〜15分さらし、でんぷんを落とす。
- じゃがいものをキッチンペーパーでしっかり水分を切る。油はね防止とカリッと仕上げのコツ。
- チーズカード(またはモッツァレラ)は使う直前まで冷蔵庫で冷やしておく。
- フライドポテトを揚げる
- 160℃で4〜5分一次揚げをする。色づかせず、芯まで火を通すイメージ。取り出して5分休ませる。
- 180℃で2〜3分、二次揚げをする。表面をカリッと。揚げ上がりに軽く塩を振る。
(※オーブン調理なら:230℃で25〜30分、途中一度返す。)
- グレービーソースを作る
- 鍋で弱〜中火でバターを溶かし薄力粉を振り入れ、1〜2分よく混ぜて“薄きつね色”に。粉っぽさを飛ばしルウを作る。
- 水を少量ずつ加え、その都度よく泡立て器で混ぜる。ダマを作らないのがポイント。
- 顆粒コンソメを溶かし、ウスター小さじ1でコクをプラス。弱火で3〜4分、好みのとろみまで煮る。
- 塩・黒こしょうで味を整える。保温しておく。
- 盛り付ける
- 温めた器にフライドポテト→冷えたチーズ→熱いグレービーの順で盛り付ける。
(チーズが半分とろけ、食感が残る状態がベストです…!) - 黒こしょうをひと振り。お好みでパセリのみじん切りを少々添える。
- 温めた器にフライドポテト→冷えたチーズ→熱いグレービーの順で盛り付ける。

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出来上がったものにトマトやベーコン、レタスなど他の食材と組み合わせて食べるのもおいしいですよ!
まとめ|モントリオールにきたらプーティンを楽しもう!

モントリオールのプーティンは、歴史や文化が詰まった料理です。
伝統的なスタイルからアレンジまで、さまざまな楽しみ方があります!
訪れた際には、ぜひ地元のプーティンを味わってみてください。
きっと、忘れられない思い出の味になるはずですよ!
(ビーフブロス/チキンブロスの代用)
※ビーフっぽいコクを出したいときは「ビーフコンソメ」を選ぶと近い風味